そして僕は途方に暮れる/銀色夏生の作詞に脱帽。
〜見慣れない服を着た 君が今 出て行った〜
【そして僕は途方に暮れる】by大澤誉志幸
冒頭の歌詞として一行の凝縮感。インパクト。
作詞【銀色夏生】
20代で「私ならもっと良い詩が書ける」と書き下ろしたこの詩。
なんと20代彼女の処女作(たぶん)である。
この【そして僕は途方に暮れる】もちろん大澤誉志幸氏の作曲も脱帽である。
ポリスの「見つめていたい」などに近く、
シンプルコードの動きでも必ず留まっている「音」がある。
淡々と聞こえるがサビの展開への駆け上がる繋がりもまたよしである。
銀色夏生の歌詞、ジュリーの「晴れのちBLUEBOY」も名曲であるが、
詩という観点ではこの曲のほうが素晴らしい。
「ただの失恋、女々しい男性像」を皆が想像しがちであるが、、、、
「何が!?」よいのか。
冒頭「見慣れない服を着た 君が今 出て行った」
ラストも「見慣れない服を着た 君が今 出て行った」である。
"始まりは終わり、終わりは始まり"
(世界の終わり?みたいなバンドとは違います、はい。)
この曲のタクトを振るような、はい!繋がってますよ〜の世界観が
僕の勘違いだとしてもよいんです、勘違いは奥深い。
曖昧な表現で僕の「願い/望み」を。
♪君の世界のすべてにすればいい
♪君の選んだことだからきっと大丈夫さ
【そして僕は途方に暮れる】の場面は
“ただの一部屋”での出来事”
(表現がうまくないが、ごく人生のなかでは僅かな時間と空間ってこと)
この小さな場所での出来事、想い。
繋がっていたい、いやもしかするとこれが始まり何かも。
まだ繋がっているのかもとイマジネーションできる
銀色夏生の世界観。
小さくストーリーがまとまりがちなのに
「大きくごく些細なラブストーリー」にしあげた。脱帽!
あとこの曲も参照あれ。
↓この名曲はまたじっくりと書きますね。